ネタ
こちらのはてぶでブックマークしたツイートにより、バクテリオファージの提供を断られた研究者が、その断りの手紙からバクテリオファージを抽出した、という話が広まっているが、同はてぶでリンクしたセル記事にあるように、当事者とされる人(シドニー・ブ…
コロナ禍という未知の事態に放り込まれた医学界では、対策の方針や見解を巡って専門家と非専門家が入り混じる形で侃侃諤諤の議論がなされている。これはどこかで見た光景だな、と思ったら、既に過去のものと思われたデフレ不況が日本のみならず先進国世界で…
Mostly Economicsが6/18エントリで、大手銀行のW杯予測をNYT経由で取り上げたfinews.asia記事を紹介している。同記事によると、ゴールドマンサックスのマクロ調査チームは、AIのアルゴリズムを用いて、決勝はブラジル対ドイツになり、ブラジルが勝つと予測し…
英国の金融サービス機構(FSA)長官を務め、近著「債務、さもなくば悪魔」でヘリコプターマネー政策を提唱したアデア・ターナー氏が、立憲民主党の経済顧問に就任することが明らかになった。実現すれば、アベノミクスによる金融緩和に反対してきた立憲民主党…
というUnlearning Economics(UE)のツイート画像をMostly Economicsが紹介している(なお、Mostly EconomicsはUEの経済学者ネタとして紹介しているが、元画像にはfacebook.com/Mathmaticxという小さな注釈が付いており、UEは、2番目が経済学でありがち、と…
当編集部は、「日本人経済学者有志一同」と名乗る団体が、スタンリー・フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長宛てに提出予定の公開書簡を独自に入手した。以下は、同書簡の全文(翻訳は当編集部)。 親愛なるスタンリー・フィッシャー米連邦準備制…
デビッド・ベックワース経由で、昨年末に「It’s a Trap: Emperor Palpatine’s Poison Pill」という論文が出ていたことを知った。著者はセントルイス・ワシントン大学のZachary Feinstein。以下はその要旨。 In this paper we study the financial repercussi…
昨日都内で、情報技術関係者と経済学関係者の会合が開かれた。ビッグデータ処理など情報技術においても経済学が無視できなくなっており、同時に経済学でも高度な情報技術がますます必要とされていることから、両者の意見交換会を開いてお互いの分野の交流を…
日本語にしてしまうと意味不明だが、Dave Gilesが、スチューデントとして知られるW.S.ゴセットの1927年の論文から以下の箇所を引用している(H/T Economist's View)。 (拙訳) 「尖度」という言葉に馴染みが無い人のために言っておくと、mesokurticは「β2…
昨年、憲法九条を保持している日本人をノーベル平和賞に推薦する動きがあったが、今年は、日本の経済学界をノーベル経済学賞に推薦する動きが出ている。その動きを掴んだ本紙は、同運動を主唱する経済学者への直撃取材を試み、話を聞くことができた。 同氏は…
インドのBusiness_Standard紙でコラムニストのTCA Srinivasa Raghavanが経済学に毒を吐いている(H/T Mostly Economics)。 It always happens. Eventually, the practitioners bring discredit to their chosen professions. Whether it is religion, polit…
日本の有力な経済学者のグループが、安倍内閣の経済政策を巡って集団訴訟を起こすことが明らかとなった。取材に応じたグループの代表は、「安倍内閣は、一昨年末の発足以降、我々日本を代表する経済学者の主張を無視し、日本のことなど良く知らない海外ない…
民主党の日本銀行出身者を中心する議員が、日本にフリーバンキング制度を導入するための研究会を発足させることが明らかとなった。同党が反対票を投じた岩田規久男氏が日銀副総裁に就任したことを受けて、日本銀行から通貨発行権の独占権を剥奪することが狙…
ダラス連銀のフィッシャー総裁が、昨年10月10日のケイトー研究所での講演で、ロスの友人から聞いたという以下の小咄を披露している(H/T Mostly Economics)。 “The governor of California is jogging with his dog along a nature trail. A coyote jumps o…
Britmouseが、今回の政府・日銀の共同声明の英語版には日銀の翻訳部門のトラブルによる問題があったとして、グーグル翻訳の助けを借りて中央銀行語を改めて平易な英語に書き直したという。それをさらに拙訳で日本語に訳してみる。 日本銀行は、金融政策は「…
今日はデフレに関して最近ふと思いついたことを適当に書いてみる。いつもの口上ではあるが、素人の思いつきなので、あくまでもそのつもりで読んでいただければ幸甚。 構造改革によるデフレ解消について デフレというのは貨幣という商品の魅力が高過ぎてそち…
日本銀行は、「経済学日本銀行賞」を新たに設立することを決定した。現在は経済学の成果に与えられる国際的な賞としてノーベル経済学賞が既に世界的な権威を確立しているが、日本人の受賞者はまだいない。今回の新しい賞の設立の裏には、そうした欧米主導の…
インターネットで各サイトを訪れた時にプライバシーポリシーを真面目に読んだらどのくらいの時間が掛かるかを数年前にカーネギーメロン大学の2人の研究者(Lorrie Faith CranorとAleecia McDonald)が試算した(タイラー・コーエン経由のThe Atlantic経由)…
タイラー・コーエンやBrad Plumer(エズラ・クラインのブログ)でもリンクされているが、こちらのWIRED日本語記事で報じられている通り、リーハイ大学の学生たちがデススターの建造費用の試算を行った。その結果、原材料費だけでも世界のGDPの13,000倍になる…
1/12に公開された2006年のFOMC議事録における危機感の乏しさが一部で話題になったが(Free exchange、WaPo、dealbreaker)、こちらのブログでは実際に議事録中の「[Laughter]」=「(笑い)」の数を2006年よりも前も含めてカウントし、描画している(Free ex…
というエーモン・フィングルトン(Eamonn Fingleton)の珍説をケビン・ドラムが紹介している。それによると、80年代のジャパン・バッシングに懲りた日本の政府当局は、以来、GDPを低めに推計しているのだという。それによって欧米は日本の低成長を憐れむように…
ここのネタが少し面白かったので訳してみる*1。 欧州委員会 これは何だ? 爆弾のようだぞ! 欧州中央銀行 爆弾であるはずが無い! 当方の分析官は爆弾であるはずが無いと報告している! データも爆弾では無いことを示している! 明らかに我々の集団幻想の産…
昨日に続きアロー絡みの話であるが、アンドリュー・ゲルマンが最近のエントリでリンクした自身の半年ほど前のエントリより。 One day in graduate school, my friend Tex asked me if I knew what Arrow’s Theorem was. I said, yeah, it’s something about …
本石町日記さんがツイートされているが、EconomixでCatherine Rampellが、今回の債務上限問題を大衆に理解させるのに相応しい映画は何か、という問いを投げ掛けている。金融危機については、「素晴らしき哉、人生!」*1における銀行取付騒ぎのシーンが人々の…
昨日の貨幣数量方程式(MV=PY)に基づく経済システムの相転移のアナロジーについて、その後思いついたことを補足しておく。 ギブスの自由エネルギーと貨幣超過需要関数のアナロジーについて 昨日のエントリでも参考にしたキッテルでは、ギブスの自由エネルギ…
貨幣数量方程式(MV=PY)に関する日米の各論者の議論を読んでいて、ふと、この式を変形すれば貨幣の超過需要の関数になるのではないか、と考えた。具体的には、 G = PY - MV (1) としてGを定義した場合、右辺第一項は名目GDPであり、貨幣需要が発生する要因…
文部科学省は、一昨年と昨年に引き続き、日本の経済学の底上げを目指して、大学の経済学部を対象に新たな指導を行うことを決めた。 具体的には、経済学の教育において、スターウォーズシリーズとゴルゴ13シリーズを副読本として追加する。これは、怒りや感…
昨日スティーブ・ワルドマンのエントリを紹介したが、続くエントリでまた面白いことを書いているので、以下に紹介する。 This was the first time I’d attended an economics conference. But in my early adolescence, I did frequent another sort of hote…
クルーグマンがアイルランドとネバダ州を比較している。それによると、両者の共通点は 人口は似たようなもの*1 住宅バブルはその極端さにおいて両者でほぼ同等だった 失業率は共に約14% 一方の相違点は 同一通貨圏内の別の地域への移転が安全弁として機能す…
フォーブスが2010年度の世界影響力ランキングを発表し、その一位が胡錦涛になったことが最近話題になった。 実はフォーブスは同時に、ヌリエル・ルービニが選んだ世界最強の経済学者7人をHPにスライドショー形式で掲載している。その顔触れは、 ベン・バーナ…