科学
というNBER論文が上がっている。原題は「Revisiting the Private Value of Scientific Inventions」で、著者はAshish Arora、Sharon Belenzon、Elia Ferracuti、Jay Prakash Nagar(いずれもデューク大)。 以下はその要旨。 Estimating the private value o…
というNBER論文が上がっている。原題は「Generation and Impact of Novel Articles in Physics」で、著者はJacques Mairesse(CREST-ENSAE*1)、Michele Pezzoni(コート・ダジュール大)、Frederique Sachwald(Observatoire des Sciences et Techniques, H…
というNBER論文が上がっている(cf. タイラー・コーエンの紹介、ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「The ABC’s of Who Benefits from Working with AI: Ability, Beliefs, and Calibration」で、著者はAndrew Caplin(NYU)、 David J.…
というNBER論文が上がっている。原題は「Old and Connected versus Young and Creative: Networks and the Diffusion of New Scientific Ideas」で、著者はWei Cheng(華東理工大)、Bruce A. Weinberg(オハイオ州立大)*1。 以下はその要旨。 The adoption…
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Can Operation Warp Speed Serve as a Model for Accelerating Innovations Beyond COVID Vaccines?」で、著者はArielle D'Souza(Institute for Progress*1), Kend…
こちらのはてぶでブックマークしたツイートにより、バクテリオファージの提供を断られた研究者が、その断りの手紙からバクテリオファージを抽出した、という話が広まっているが、同はてぶでリンクしたセル記事にあるように、当事者とされる人(シドニー・ブ…
というNBER論文が上がっている(ungated(SSRN)版)。原題は「How Learning About Harms Impacts the Optimal Rate of Artificial Intelligence Adoption」で、著者はJoshua S. Gans(トロント大)。 以下はその要旨。 This paper examines recent proposals …
というNBER論文が上がっている(H/T Mostly Economics;ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Regulating Artificial Intelligence」で、著者はJoao Guerreiro(UCLA)、Sergio Rebelo(ノースウエスタン大)、Pedro Teles(ポルトガル銀…
というNBER論文が上がっている(H/T タイラー・コーエン)。原題は「How Credible is the Credibility Revolution?」で、著者はKevin Lang(ボストン大)。 以下は本文からの引用。 Suppose you test a null hypothesis, and the t turns out to be 1.96. As…
前回エントリの注で転換的技術の成長が加速された例として米ソの宇宙開発競争を挙げたが、まさにその点を扱った表題のNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Moonshot: Public R&D and Growth」で、著者はShawn K…
というNBER論文が上がっている。原題は「Resting on Their Laureates? Research Productivity Among Winners of the Nobel Prize in Physiology or Medicine」で、著者はJay Bhattacharya(スタンフォード大)、Paul Bollyky(同)、Jeremy D. Goldhaber-Fie…
日本人は生成AIに知性を幻視しがちだが、欧米人は道具として割り切っている、という主旨のはてな匿名ダイアリーが話題になったが、そもそもそうした幻想はAI業界の黎明期に端を発しており、その幻想が経済学的視点からのAIの規制を妨げている、という趣旨の…
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「A Simple Rational Expectations Model of the Voltage Effect」で、著者はOmar Al-Ubaydli(ジョージメイソン大)、Chien-Yu Lai(シカゴ大)、John A. List(同)。 以下はその要旨。 The “voltage ef…
こちらで関連ツイートをブクマしたように、疫学者と経済学者のコロナ対策に関する考え方の違いが大きくなっているようである。簡単に言うと、経済学者が政策介入の無い経済活動を重視し、オミクロン株のインフルエンザ並みの軽症化に鑑みてコロナへの特措法…
というNBER論文が上がっている。原題は「Modeling Machine Learning」で、著者はAndrew Caplin(NYU)、Daniel J. Martin(ノースウエスタン大)、Philip Marx(ルイジアナ州立大)。 以下はその要旨。 What do machines learn, and why? To answer these qu…
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「The Human Perils of Scaling Smart Technologies: Evidence from Field Experiments」で、著者はAlec Brandon(ジョンズ・ホプキンス大)、Christopher M. Clapp(シカゴ大)、John A. List(同)、Rob…
というNBER論文をサイモン・ジョンソンらが上げている(ungated版)。原題は「Place-Based Productivity and Costs in Science」で、著者はJonathan Gruber(MIT)、Simon Johnson(同)、Enrico Moretti(UCバークレー)。 要旨では、科学者の集積が1割増加…
と題したエントリ(原題は「Profile*1 of Solomon Hsiang, who uses big data to inform climate change policies..」)でMostly Economicsが、IMFの季刊誌Finance & Development9月号の人物紹介記事の冒頭を引用している。この季刊誌の記事は本ブログでも何…
というNBER論文が上がっている。原題は「Crisis Innovation Policy from World War II to COVID-19」で、著者はDaniel P. Gross(デューク大)、Bhaven N. Sampat(コロンビア大)。 以下はその要旨。 Innovation policy can be a crucial component of gove…
既にニュースで報じられているように、京都大学の望月新一教授によるabc予想の証明が査読を経てPRIMS特別号電子版に3月4日付で掲載されたが、本ブログの過去のエントリ(ここ、ここ、ここ)で紹介した海外の学者と望月氏との溝はむしろ深まったようである。…
というNBER論文が上がっている。原題は「Organizing Crisis Innovation: Lessons from World War II」で、著者はDaniel Gross(デューク大)、Bhaven Sampat(コロンビア大)。 以下はその要旨。 World War II was one of the most acute emergencies in U.S…
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンク)。原題は「The Contribution of Chinese Diaspora Researchers to Scientific Publications and China's "Great Leap Forward" in Global Science」で、著者はQingnan Xie(南京理工大)、Richard B. Fr…
17日エントリの脚注で触れたようにコーエンはIHME(ワシントン大学保健指標評価研究所)モデルへの批判を展開してきたが、「えへん(ahem)」と題したこちらのエントリでは、ほら見たことか、と言わんばかりにこの問題を取り上げたStatNews記事にリンクし、…
前回エントリで紹介したコーエンの感染症モデルに対する指摘は実は彼のブログエントリの前半部分で、後半部分では彼の感染症学者に対する率直な疑問が書き連ねられている。それへの応答がメールであったとのことで、メールの文章をコーエンがMRの別エントリ…
タイラー・コーエンがMRブログで経済学者から見た感染症モデルの問題点を挙げている。以下はその概要。 調整の長期的な弾力性が短期的な弾力性より強力であることを十分に理解していない 短期的には人々は社会的隔離を行うが、長期的にはどの社会的隔離の方…
1年半ほど前にABC予想に関するピーター・ショルツの見解を紹介したことがあったが、そこでリンクしたPeter Woitのブログで今回の「証明」を機に改めてABC予想に関するエントリが立ち、そちらのコメント欄にショルツが降臨している(H/T math_jinさんツイート…
ふと、かつて温暖化対策の行き過ぎを諌めたビョルン・ロンボルグはグレタ・トゥーンベリについて何か言っているのかな、とぐぐってみたところ、9月末にこのような論説を書いていることを知った。以下はその概要。 人間が気候変動の科学を理解して行動しない…
ハモンド・インタビューの昨日エントリで紹介した箇所でフリードマンは、ポパーから大きな影響を受けたことを認めている。しかしその後ポパーは、フリードマンの方法論を道具主義(instrumentalism)としてむしろ批判するようになり、人間的にも寛容さを失っ…
引き続きフィールズ賞関連ネタ。5日エントリでリンクしたPeter Woitブログの最新記事では、授賞組織である国際数学者会議のマスコミ対応の拙さを指摘している。 While I was away the big mathematics news was from the ICM. As everyone expected, one of …
5日エントリで2人のフィールズ賞受賞者のコメントを紹介したブログエントリには、もう一人、今年のフィールズ賞受賞者であるAkshay Venkateshもコメントしていた(H/T math_jinさんツイート)。ただ、その内容は「完全同意。(I couldn’t agree more.)」と…