映画

グローバル化と不均一性:ハリウッドによる実証結果

というアトランタ連銀論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「Globalization and Heterogeneity: Evidence from Hollywood」で、著者はKonrad Adler(ボン大学)、Simon Fuchs(アトランタ連銀)。 以下はその要旨。 Linder (1961) conjectured that…

食事のライセンス:007と実質為替レート

というNBER論文が上がっている(H/T Mostly Economics)。原題は「Licence to Dine: 007 and the Real Exchange Rate」で、著者はLee A. Craig*1(ノースカロライナ州立大)、Julianne Treme(同)、Thomas J. Weiss(カンザス大)。以下はその要旨。 We con…

デス・スター破壊の経済学

デビッド・ベックワース経由で、昨年末に「It’s a Trap: Emperor Palpatine’s Poison Pill」という論文が出ていたことを知った。著者はセントルイス・ワシントン大学のZachary Feinstein。以下はその要旨。 In this paper we study the financial repercussi…

誰がために壁は倒れた? 資本主義への移行の収支決算・おまけ

昨日紹介したブランコ・ミラノヴィッチのエントリに以下のようなコメントを書いた: 良記事です。しかし、ポアンカレ予想を解いたことも偉大な科学的業績の一つとして数えられるのではないかと思います。あと、アレクサンドル・ニコラエヴィチ・ソクーロフと…

アナと雪の女王とFRBと市場

という一見関係無さそうなお題を結び付けたProject Syndicate論説をモハメド・エラリアンが書いている(H/T Mostly Economics)。以下はその概要(ネタバレあり)。

いかにして経済学者が博士の異常な愛情をインスパイアしたか

と題したエントリ(原題は「How an Economist Helped Inspire the Movie Dr. Strangelove」)で、マンキューがハーバードケネディスクールのニュースサイトの1/28付け記事に、「それはもちろんトーマス・シェリングだ(Thomas Schelling, of course.)」とい…

デススターは割安?

タイラー・コーエンやBrad Plumer(エズラ・クラインのブログ)でもリンクされているが、こちらのWIRED日本語記事で報じられている通り、リーハイ大学の学生たちがデススターの建造費用の試算を行った。その結果、原材料費だけでも世界のGDPの13,000倍になる…

スタアの恋

Marginal Revolutionで紹介された論文の要旨*1: Marital sorting on education is an important but poorly understood source of inequality. This paper analyzes a group of men and women who do not meet their spouses in school, are not sorted by …

経済政策担当者がホラー映画から学べること

という記事がハロウィンに事寄せて10/28にWSJブログに上がった(原題は「What Horror Movies Can Teach Economic Policy Makers」;Mostly Economics経由)。書いたのはWSJ記者ではなく、駐米英国大使館のチーフエコノミストPeter Matheson(同大使館の公式…

債務上限騒ぎを表わした映画は…

本石町日記さんがツイートされているが、EconomixでCatherine Rampellが、今回の債務上限問題を大衆に理解させるのに相応しい映画は何か、という問いを投げ掛けている。金融危機については、「素晴らしき哉、人生!」*1における銀行取付騒ぎのシーンが人々の…

スターウォーズの政治学

NYTのサイトでたまたま見かけたコラム記事が面白かったのでご紹介*1。 書いたのはNYTコラムニストのRoss Douthatで、コラムの日付は1/24である。そこでDouthatは、マイケル・リンド(Michael Lind)*2が書いた1/18付けSalon記事の以下の一節を槍玉に挙げてい…

玉葱とハリウッドの共通点・続き

5/14のエントリで映画の興行収入の先物に対する規制が導入されそうだという話を紹介したが、当該記事を書いたフェリックス・サーモンがブログでフォローエントリを上げている。そこで彼は、映画先物反対論をぶったブロガーのジョシュア・ブラウン(Joshua Br…

玉葱とハリウッドの共通点

5/6のエントリでデリバティブ規制の小史を紹介した際、先物取引の範囲を定義したCommodity Futures Trading Commission Act of 1974の条文を引用したが、その中に「all other good and articles, except onions」という一節があった。なぜ例外規定としてonio…

カンフー・パンダとエレノア・ルーズベルト

以前bewaadさんのところで翻訳コンテストを行なっていたカンフー・パンダの以下の台詞について、意外なことを知った。 You are too concerned with what was and what will be. There is a saying: Yesterday is history, tomorrow is a mystery, but today …

映画の経済学

米国の経済ブログはどこもノーベル賞を取り上げている。特に、Hicksianさんの紹介にあるように、Marginal Revolutionは、かなりのエントリ数をこの件に費やしており、タイラー・コーエンとアレックス・タバロック両者が競うようにして解説を書いている。そん…

宮沢喜一とヨーダ

宮沢喜一のことが池田ブログのクー氏批判*1の中で取り上げられているのを見て、以前友人に書いたメールのことを思い出した。あまり真面目な話でもないし、スターウォーズシリーズを良く知らない人には意味が分からないだろうし、これからそのシリーズを見よ…

タープの世界・続き

昨日エントリで紹介した2つの記事のうちこれは、29日の下院での金融安定化法案否決の原因は政権側のコミュニケーション不足にあると断じていた。こうした論調にクルーグマンが異議を唱えている。 There’s a reason Paulson et al had such a hard time comm…

タープの世界

クルーグマンが今回の金融危機についてこんなタイトルのブログを書いていたが、これはもちろんこの小説(&映画)のもじり。 また、Economist's Viewで紹介されていたこの記事のタイトルは、つい先日他界したポール・ニューマンの映画の有名な台詞のもじり。

シノプシス・LTCM破綻

昨日に引き続き、昔考えた映画のネタをアップする。これも6年前に投稿したものだが、題材はちょうど10年前の今日(9月23日)に決着したLTCM救済劇。 まさかその10年後の9月にまた同じような会合が開かれ、今度はリーマンの救済されない劇が繰り広げられる、…

シノプシス・岸信介の生涯

以前、映画が共通の趣味の友人と「自分が映画を撮るとしたらどんな題材を選ぶか」ということを投稿する内輪のBBSを立ち上げたことがある。今日は、そこから6年前に投稿したネタをこちらに転載する。

ゲーム理論入門/(7)映画「ビューティフル・マインド」について

映画「ビューティフル・マインド」について ナッシュの半生を描いた映画「ビューティフル・マインド」では、ナッシュがナッシュ均衡のアイディアを思いつくシーンで、以下のようなシチュエーションが描写されている。 1人の美人とそれ以外の女性3人がバーに…

Lucas & Lucas

ルーカスについて以前から考えていたネタ。 ルーカスはこの分野にそれまで誰も考えたことのないような高度な技術理論を持ち込み、従来のこの分野の常識を一新した革命児である。…いや、マクロ経済学の話をしているんではない。僕の言うルーカスはロバートで…