宮沢喜一とヨーダ

宮沢喜一のことが池田ブログのクー氏批判*1の中で取り上げられているのを見て、以前友人に書いたメールのことを思い出した。あまり真面目な話でもないし、スターウォーズシリーズを良く知らない人には意味が分からないだろうし、これからそのシリーズを見ようという人にはネタバレになる話ではあるが、埋め草として上げてみる。


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2003年12月10日 2:09

Re: 宮沢喜一
ヨーダが似ているという指摘が「はみだしYOUとぴあ」に載っていたのを見つけてS研*2で話題にしたことがありましたが(かれこれ二十数年前)、先日WOWOWで放送したクローンの攻撃を観ながら、似ていたのは顔だけではなかったな…、という思いを抱きました。

政界随一の知性派、経済通と言われながら、大蔵大臣をやった際にはバブルを膨張させ、首相をやった際は不良債権の後始末に決断が下せず、再び財務大臣に登板してもあまり実績が残せないで、日本経済低迷のA級戦犯とすら言われる宮沢氏ですが、それと同様に結局ヨーダも共和国滅亡のA級戦犯ではないか、というのが改めて映画を観ての感想です。ジェダイマスターとして崇め奉られながら身近にいるシスの暗黒卿の存在に気付かず(図書館資料の改竄が明らかになったときも、それについて瞑想すると引っ込んだものの結局分からず終い。むしろ暗黒卿が準備したクローン兵士を実際に動員して後のストーム・トゥルーパーの素地を作ってしまう)、アナキンの転落も食い止めることができず、皇帝が権力を掌握した後はダゴバに引きこもって反乱軍にも協力せず…、と良く考えるといいとこなしですな。最後にルークを育てたのが功績ということになりましょうが、そのルークが彼(やケノービ)の意思に反して父を信じたことが帝国崩壊につながったことを考えると、最期まで判断を誤っていたということになりますね。

以上、寝る間際に書き綴ったよしなしごとでした。SWファンでない人から見れば、何でそんなことを真面目に考えているんだ、と思われるでしょうが。
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# ちなみにここでも同様のことを書いたことがある。

*1:その後のクルーグマン祭りのお蔭で大昔のエントリに思えるが、13日のエントリ。

*2:宛先の友人達と学生時代に作ったサークルのこと。