2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「Unintended Consequences of Eliminating Tax Havens」で、著者はJuan Carlos Suárez Serrato(デューク大)。 以下はその要旨。 We show that eliminating firms’ access to tax havens has unintended…
というNBER論文(原題は「Artificial Intelligence, Economics, and Industrial Organization」)をHal Varianが上げている。「The Economics of Artificial Intelligence: An Agenda」というNBERが出版予定の本の一章のようで、こちらで原文が読める。 以下…
金融と銀行に関するノーベルシンポジウム(Nobel Symposium on Money and Banking)が5月末に開かれ、バーナンキとアイケングリーンが2日目の第一セッション「世界金融危機、および過去の危機からの教訓(Lessons from the global financial crisis, and cri…
デロングが、「自身へのメモ(Note to Self)」と題したブログエントリで、オバマ政権時代の経済対策の中核にあった2人に対して唐突に厳しい言葉を浴びせている。 Obama essentially turned monetary, fiscal, and housing policy over to two guys who were…
というNBER論文が上がっている(本文も読める)。原題は「Demography, Unemployment, Automation, and Digitalization: Implications for the Creation of (Decent) Jobs, 2010-2030」で、著者はDavid E. Bloom(ハーバード大)、Mathew McKenna、Klaus Pret…
と題した講演(原題は「The history and future of QE」)を7/23にBOEのベン・ブロードベント副総裁がロンドンでSociety of Professional Economists向けに行っている(H/T Mostly Economics)。 以下はその結論部。 QE has often been described as a “new-…
というNBER論文をCentre de Recerca en Economia Internacional (CREI)のJordi Galíが上げている(原題は「The State of New Keynesian Economics: A Partial Assessment」)。7/18エントリで紹介した論文と同様、ニューケインジアンないしDSGEモデルの第…
という論文をNY連銀が同銀のEconomic Policy Review誌掲載予定論文として公開している(H/T Mostly Economics)。原題は「The Political Origins of Section 13(3) of the Federal Reserve Act」で、著者は同連銀の元シニアリサーチアナリストのParinitha Sa…
ベイツ大のVincer Gelosoが、ダグラス・ノースの1968年の論文「Sources of Productivity Change in Ocean Shipping, 1600-1850」の意義を論じた表題の小論(原題は「Douglass North, Shipping Productivity and Institutions」)を書いている(H/T Mostly Ec…
ブルッキングス研究所が、2014年から2016年に掛けての雇用と一人当たりGDPの伸びに基づく2018年版の世界都市成長ランキング(Global Metro Monitor)を出し、そのトップ10をmedium記事で紹介している(H/T Mostly Economics)。 以下はその概要。 10位:厦門…
直近のマンキューブログエントリ3つをまとめて紹介しておく。 ●6/25:ある実効限界税率(An Effective Marginal Tax Rate) Interesting numbers from Phil Gramm and Robert B. Ekelund Jr.: The bottom quintile earned 2.2% of all earned income in 2013…
ここで紹介した粒度の議論と比較優位とを結び付けた表題のNBER論文が上がっている(ungated版、スライド資料)。論文の原題は「Granular Comparative Advantage」で、著者はCecile Gaubert(UCバークレー)、Oleg Itskhoki(プリンストン大)。 以下はその要…
というNBER論文をジャン・ティロールらが書いている(ungated版、初期版)。原題は「Narratives, Imperatives, and Moral Reasoning」で、著者はRoland Bénabou(プリンストン大)、Armin Falk(ボン大)、Jean Tirole(トゥールーズ・スクール・オブ・エコ…
Lawrence J. Christiano(ノースウエスタン大)、Martin S. Eichenbaum(同)、Mathias Trabandt(ベルリン自由大)が「On DSGE Models」という簡潔なタイトルのNBER論文を上げている。ungated版を見てみると、DSGEを擁護する論文になっており、DSGE批判派の…
今回のW杯でフランスが手にしたトロフィーの仕様を、シンガポールの貴金属会社BullionStar社がブログで解説している(H/T Mostly Economics)*1。 The FIFA World Cup Trophy stands 36.8 cms tall with a base diameter of 12.5 cms. Overall it weighs 617…
という論文(原題は「Japanese Occupation of Nicobar Islands / Slavery, Espionage and Executions」)をタタ社会科学研究所のAjay Sainiが書いている(H/T Mostly Economics)。以下はその導入部からの引用。 Despite their severity, the Japanese atroc…
英労働党が、イングランド銀行は3%の労働生産性成長率を目標とすべき、という案を出したことを受けて、シカゴ大のIGMフォーラムがパネルの経済学者にアンケートを取っている(Mostly Economics経由のCroaking Cassandraブログ経由)。具体的には、以下の文…
EFG銀行のチーフエコノミストで元アイルランド中銀副総裁のStefan Gerlach*1が、「Time to Untie the ECB’s Hands」と題したProject Syndicate論説で、ECBにタカ派的な姿勢を求める人々を厳しく批判している(H/T Mostly Economics)。 The ECB defines pric…
6日のトランプの関税引き上げ決定を受けて、バリー・アイケングリーンとダニ・ロドリックがそれぞれ12日と10日のProject Syndicate論説で貿易戦争の帰趨について論じている。アイケングリーンは、貿易戦争の影響はまだ顕在化していないが、これから表面化す…
同じWSJ記事に反応して、ジャレッド・バーンスタインとStephen Williamsonがともに、景気後退の前触れとされるイールドカーブの平坦化ないし逆イールドカーブは、今回は心配するに及ばない、と書いている。しかしそのロジックはかなり違う。 バーンスタイン…
というNBER論文が上がっている(ungated版、スライド資料、討論者スライド資料@2017/10NBER貿易・労働市場コンファレンス)。原題は「Redistributing the Gains From Trade Through Progressive Taxation」で、著者はSpencer G. Lyon、Michael E. Waugh(い…
というNBER論文をOlivier Coibion、Yuriy Gorodnichenkoらが上げている(ungated版、プレゼン資料)。原題は「Inflation Expectations as a Policy Tool?」で、著者はOlivier Coibion(テキサス大オースティン校)、Yuriy Gorodnichenko(UCバークレー)、Sa…
というLSE経済史ワーキングペーパーが上がっている(H/T Mostly Economics)。原題は「The Austrian Banking Crisis Of 1931/One Bad Apple Spoils The Whole Bunch」で、著者はFlora Macher。 以下はその結論部。 This paper has emphasized the importanc…
5/19と5/21に紹介したジョブギャランティ論争に、サマーズとクルーグマンも参入した。 サマーズは、ジョブギャランティ計画の理念に大いなる賛意を表しつつも、その実現可能性について以下の3つの疑問符を付けている。 いくら払うのか 雇用の最終手段という…
こちらで紹介したDavid Greenlaw、James Hamilton、Ethan Harris、Kenneth Westの論文(GHHW論文)に、ジョセフ・ギャニオンがピーターソン研究所のブログで反論している。その概要は以下の通り。 GHHWの結論は、QE1の効果は著名な推計のおそらく半分程度で…
というNBER論文をアルベルト・アレシナらが上げている(ungated版)。原題は「Immigration and Redistribution」で、著者はAlberto Alesina、Armando Miano、Stefanie Stantcheva(いずれもハーバード大)。 以下はその要旨。 We design and conduct large-s…
「Noisy Monetary Policy」というカナダ銀行のスタッフワーキングペーパーが上がっている(H/T Mostly Economics)。著者は同行のTatjana DahlhausとCollegio Carlo AlbertoのLuca Gambetti。 以下はその要旨。 We introduce limited information in monetar…
というBISワーキングペーパーが上がっている(H/T Mostly Economics)。原題は「Has inflation targeting become less credible?」で、著者はNathan Sussman(ヘブライ大)、Osnat Zohar(イスラエル銀)。 以下は一般向け要旨。 Focus Since the 2008 finan…
ペンシルベニア大でPhDとMDを取得したLuke Messacが、表題のエッセイ(原題は「Women’s unpaid work must be included in GDP calculations: lessons from history」)をThe Conversationサイトに書いている(H/T Mostly Economics、ちなみに世界経済フォー…
Mostly Economicsが6/18エントリで、大手銀行のW杯予測をNYT経由で取り上げたfinews.asia記事を紹介している。同記事によると、ゴールドマンサックスのマクロ調査チームは、AIのアルゴリズムを用いて、決勝はブラジル対ドイツになり、ブラジルが勝つと予測し…