2023-01-01から1年間の記事一覧
篠田英朗氏の記事をはてぶしたのを契機にグローバルサウスについて少し調べてみたところ、篠田氏と同様、このグローバルサウスという概念に対し否定的な見解を示している西側の識者が幾人かいることが分かった。例えば、 ジョセフ・ナイによるProject Syndic…
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「Online Job Posts Contain Very Little Wage Information」で、著者はHoney Batra(ミネアポリス連銀、ミネソタ大)、Amanda Michaud(ミネアポリス連銀)、Simon Mongey(同)。 以下はその要旨。 We p…
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者のページ)。原題は「Creating the “American Way” of Business: Evidence from WWII in the U.S.」で、著者はMichela Giorcelli(UCLA)。 以下はその要旨。 The Second World War II (WWII) w…
というBIS論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「Fintech vs bank credit: How do they react to monetary policy?」で、著者は同行のGiulio Cornelli、Fiorella De Fiore、Leonardo Gambacorta、Cristina Manea。 以下はその要旨。 Fintech credit…
というNBER論文が上がっている。原題は「The Intergenerational Health Effects of Forced Displacement: Japanese American Incarceration during WWII」で、著者はDaniel S. Grossman(ウエストバージニア大)、Umair Khalil(ディーキン大)、Laura Panza…
というNBER論文が上がっている。原題は「Societal Aging and its Impact on Singapore」で、著者はCynthia Chen(南カリフォルニア大)、Julian Lim(シンガポール国立大)、Abhijit Visaria(Duke-NUS Medical School*1)、Angelique Chan(同)。これは「…
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Time-Varying Risk Premia, Labor Market Dynamics, and Income Risk」で、著者はMaarten Meeuwis(セントルイス・ワシントン大)、Dimitris Papanikolaou(ノースウ…
というNBER論文が上がっている(ungated(SSRN)版)。原題は「Monetary Tightening, Commercial Real Estate Distress, and US Bank Fragility」で、著者はErica Xuewei Jiang(南カリフォルニア大)、Gregor Matvos(ノースウエスタン大)、Tomasz Piskorski…
について語った、チェコの中銀であるチェコ国立銀行(CNB)の理事によるインターネットニュースへの寄稿をMostly Economicsが紹介している。Mostly Economicsによれば、インドでも同様の議論が行われているとの由。 以下はCNBサイトのチェコ語の原文を、Edge…
というNBER論文をケネス・ロゴフらが上げている(8月時点のWP(SSRN版))。原題は「Rethinking the Informal Economy and the Hugo Effect」で、著者はFrancesco Pappadà(ヴェネツィア大)、Kenneth S. Rogoff(ハーバード大)。 以下はその要旨。 This pape…
というNBER論文が上がっている。原題は「Geopolitical Shocks And Commodity Market Dynamics: New Evidence From The Russian-Ukraine Conflict」で、著者はJoshua Aizenman(南カリフォルニア大)、Robert Lindahl(リンショーピング大)、David Stenvall…
というIMF論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「How Far Has Globalization Gone? A Tale of Two Regions」で、著者はRodolfo Campos(スペイン銀行)、Samuel Pienknagura(IMF)、Jacopo Timini(スペイン銀行)。 以下はその要旨。 We study th…
為替関係のNBER論文をもう一丁。Oleg Itskhoki(UCLA)とDmitry Mukhin(LSE)が表題のNBER論文(原題は「Optimal Exchange Rate Policy」)を上げている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。 以下はその要旨。 We develop a general policy a…
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「Dollar Shortages, CIP Deviations, and the Safe Haven Role of the Dollar」で、著者はPhilippe Bacchetta(ローザンヌ大)、J. Scott Davis(ダラス連銀)、Eric van Wincoop(バージニア大)。 以下…
12/3エントリで紹介したように、Piketty, Saez, and Zucman (2018) のデータの取り扱いを巡って論争が起きている。同エントリで紹介したように、2020年にSaez=Zucmanが同論文を擁護する論文を公表し、Auten=Splinterが同年に反論した。今年、Auten=Splint…
というNBER論文が上がっている(2022年に東大で開催されたAsia Pacific Trade SeminarsのWP)。原題は「Winners and Losers from the U.S.-China Trade War」で、著者はAlicia H. Dang(ユニオン大)、Kala Krishna(ペンシルベニア州立大)、Yingyan Zhao(…
というNBER論文が上がっている。原題は「One Hundred Years of Exchange Rate Economics at The University of Chicago: 1892-1992」で、著者はSebastian Edwards(UCLA)*1。 以下はその要旨。 In this paper I analyze the work on exchange rates and ext…
というNBER論文(原題は「Natural and Neutral Real Interest Rates: Past and Future」)をピーターソン研究所のモーリス・オブズフェルド(Maurice Obstfeld)が上げている(ungated版とプレゼン資料へのリンクがあるIMFコンファレンスのページ*1)。 以下…
というNBER論文が上がっている(H/T Mostly Economics;ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Regulating Artificial Intelligence」で、著者はJoao Guerreiro(UCLA)、Sergio Rebelo(ノースウエスタン大)、Pedro Teles(ポルトガル銀…
というNBER論文が上がっている(ungated(SSRN)版)。原題は「Macroeconomic Announcement Premium」で、著者はHengjie Ai(ウィスコンシン大学マディソン校)、Ravi Bansal(デューク大学)、Hongye Guo(香港大学)。 以下はその要旨。 The paper reviews t…
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「The Wealth of Working Nations」で、著者はJesús Fernández-Villaverde(ペンシルベニア大)、 Gustavo Ventura(アリゾナ州立大)、Wen Yao(清華大)。 以下はその要旨。 Due to population aging, G…
というNBER論文が上がっている。原題は「The Debauchery of Currency and Inflation: Chile, 1970-1973」で、著者はSebastian Edwards(UCLA)。 以下はその要旨。 In this essay, I analyze Salvador Allende’s economic policies in Chile during the earl…
というNBER論文が上がっている。原題は「What to do when you can't use '1.96' Confidence Intervals for IV」で、著者はDavid S. Lee(プリンストン大)、Justin McCrary(コロンビア大)、Marcelo J. Moreira(FGV)、Jack Porter(ウィスコンシン大学マ…
というNBER論文(原題は「Federal Reserve Structure and the Production of Monetary Policy Ideas」)をマイケル・ボルドー(Michael D. Bordo、ラトガーズ大)とエドワード・プレスコットが上げている(H/T Mostly Economics;ungated版)。前回エントリ…
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「The Impact of Commercial Real Estate Regulations on U.S. Output」で、著者はFil Babalievsky(センサス局)、Kyle F. Herkenhoff(ミネソタ大)、Lee E. Ohanian…
という、前回エントリで紹介したRestrepoの議論より楽観的なレポートをMostly Economicsが紹介している。原題は「Reports of AI ending human labour may be greatly exaggerated」で、著者はStefania Albanesi(ピッツバーグ大)、António Dias da Silva(E…
というNBER論文が上がっている。原題は「Automation: Theory, Evidence, and Outlook」で、著者はアセモグルと良くAIや自動化に関する論文を書いているPascual Restrepo(ボストン大)。 以下はその要旨。 This article reviews the literature on automatio…
というNBER論文をアセモグルらが上げている(ungated版、ブルッキングス研究所版のExecutive Summary)。原題は「A Model of Behavioral Manipulation」で、著者はDaron Acemoglu(MIT)、Ali Makhdoumi(デューク大)、Azarakhsh Malekian(トロント大)、A…
こちらのツイート経由で、3年前に紹介したEmmanuel Saez=Gabriel Zucman論文で反論の対象の一つとなっていたGerald Auten(米財務省)=David Splinter(米議会税制合同委員会)の論文「Top 1 Percent Income Shares: Comparing Estimates Using Tax Data」…
というNBER論文が上がっている(2022年時点のWP)。原題は「Evaluating Tax Harmonization」で、著者はJames R. Hines Jr.(ミシガン大)。 以下はその要旨。 Tax harmonization entails a uniform rate that may not suit all governments. Harmonization c…