The envelope, please

マンキューのこのブログエントリのタイトルを見て意味がまったく分からなかったが、ぐぐってみてアカデミー賞関連のサイトが数多くヒットしたので漸く理解した。アカデミー賞の司会者のお約束の台詞だったのね。
この台詞の後に封筒を受け取り、開封して、「And the oscar goes to ... 」(少し前までは「And the winner is...」だった)となる、ということか。


なお、マンキューはこのエントリで「Congratulations, Paul!」と受賞を祝福しているが、同時に、こんなペーパー*1へのリンクも張っていたりする…。


[10/16追記]

はてな界隈ではokemosさんもこのマンキューのリンクについて取り上げていた。

一応、Mankiwはおめでとうだの、受賞は当然だと言ってるわけですが、こんな人によるクルーグマン解説を読めとは、受賞を祝う気は全然ないようですね。

日本の某ブロガーの反応*2なぞを気にするよりは、こちらの一流経済学者の隠微な悪意の方を注目すべきではないですか、皆さん…。


[10/18追記]

ここでもマンキューのリンクについて取り上げられていた。

なお、私が知る限り、今回のクルーグマン受賞関係の記事で洋の内外問わず一番イヤミが効いていたのはグレッグ・マンキューだと思う。

また、ここでは、リンク先のペーパーの著者ダニエル・クラインのNYTへのコメントも紹介されている。

*1:このペーパーではクルーグマンの人格分析を行なっているが、そこではHicksianさんが以前取り上げたNozickの論文も持ち出されている。

*2:ちなみに、そのブロガーの肩を持つわけではないが、ここにある彼が取り上げたEconomist記事の全文を読む限り、笑い男さんたちの解釈に反し、その記事がクルーグマンのone-handed economistとしての姿勢に批判的なのは残念ながら間違いない。