よくある証明テクニック

というUnlearning Economics(UE)のツイート画像をMostly Economicsが紹介している(なお、Mostly EconomicsはUEの経済学者ネタとして紹介しているが、元画像にはfacebook.com/Mathmaticxという小さな注釈が付いており、UEは、2番目が経済学でありがち、という趣旨のコメントを付けている)。
以下は同画像の内容の拙訳。

威圧による証明
自明!
小難しい記号による証明
この定理は[ℌ]W∩Fα(N)≠0の時に|⊕k∈S(ℜFα(i))i∈Uk|≼N1という事実から直ちに導かれる。
入手できない研究による証明
この定理は、1973年のユーゴスラビア数学協会の講演において配布された手書きのノートで証明された結果の簡単な系である。
幻の参照先による証明
ある教科書の478ページに記されている。なお、同教科書は396ページしかない。
循環論法
[BL]の命題5.18は[C]の定理7.18の簡単な系であり、それは[K]の系2.14に基づいている。一方、その系は[BL]の命題5.18を参照する形で導出されている。
権威による証明
私の良き同僚であるアンドリューが、数年前にこれの証明を思いついたように思う、と述べている…
インターネット参照
興味のある方のために、その結果は本書のウェブページに示されている。ただし残念ながらそのページはもはや存在していない。
回避による証明
第3章:この証明は、定理をさらに追究した後の第7章に回す。 第7章:簡単化のためz=0の場合のみ証明するが、一般的な場合については付録Cに記述する。 付属C:正式な証明は本書の範囲を超えるが、当然ながら我々は直観的にそれが事実であることを知っている。