ダラス連銀から表題のテーマについて興味深い論文が出ている(Mostly Economics経由)。
以下はその導入部の簡単なまとめ。
- Saez(2007)(WP)は移民の流入が住宅価格を押し上げることを示した。Saezはその理由を、移民は自分たちの住みやすい地域ネットワークの存在を重要視する半面、住宅価格にそれほどこだわらないため、と説明している。
- 他にも同様の結果を示した研究があるが、ただし、これまでの研究はいずれも移民を等し並みに扱っていた。つまり、英国から米国への移民もメキシコから米国への移民も、地域ネットワークについて同様の嗜好を持つものとしていた。