ブライアン・カプランの10の教訓・政治篇

一昨日昨日に引き続き、Econlogのブライアン・カプランの教訓を紹介する。今日は政治篇。

  1. 有権者は非合理的である。そうでないと信じることもまた非合理的である。
     
  2. 政府は外部性の問題の解決にはならない。政府はむしろ、外部性の問題の最たる例である。
     
  3. 政府の主たる産出物は「公共財」ではなく、人々が必要以上に欲しがろうとする私的財である。社会保障や医療保障が良い例。
     
  4. 人々は、政府の行動を擁護する最も内的整合性の取れた議論を滅多にしない。それはパターナリズムである。
     
  5. より自由な市場への現実的な道は、「自由市場改革」ではなく、緊縮財政である
     
  6. 民主党共和党の差は、カトリックプロテスタントの差と同程度である。そして、お互いの非難合戦の80%は真実である。
     
  7. 世論を研究する前は、なぜ政策がもっと良いものにならないのか不思議に思う。世論を研究した後は、なぜ政策がもっと悪いものにならないのか不思議に思う。
     
  8. 民主主義がもっと悪いものとならない大きな理由:参加の不平等、政治の弛緩、および、現状維持志向。
     
  9. リバタリアンは民主主義におけるズィンミーである。
     
  10. 多くの問題にも関わらず、第一世界の民主主義国の生活は、世界ならびに歴史的水準から見て驚くほど良いものであり、かつ、良くなり続けている。それは慶賀すべき。