コント:ポール君とグレッグ君(2013年第1弾)

今年の第1弾は、昨年の第9弾の延長戦。その時にマンキューが紹介したDavid O. Cushman論文の続きが出たが、「歴史を書き換える(Revising History)」とクルーグマンを揶揄したタイトルのエントリでマンキューがその要旨を引用している。

グレッグ君
Econ Journal Watchより:
ポール・クルーグマンは政権の予測に同意したことを否定した:メモ
デビッド・O・クッシュマン著
要旨
Econ Journal Watchの前回の論文で私は、2009年初めに新政権が出した楽観的な経済予測にポール・クルーグマンが同意した、とした。それに対しクルーグマンは、その予測に同意したことを否定し、2009年1月の自分のブログエントリをその証拠として挙げた。クルーグマンは明らかに私の論文を読んでいない。それは2009年1月のブログエントリではなく2009年3月のエントリを取り上げていたのだ。今回のメモでは、政権予測に疑念を投げ掛けたグレッグ・マンキューへのブラッド・デロングの批判を支持したクルーグマンの3月のエントリが、その予測に実質的に同意していたと解釈できることを、前回より委細を尽くして説明する。結論部では、クルーグマンが支持したマンキュー批判においてデロングが提示したモデルの欠点について論じる。