デビッド・ベックワースの2/11エントリから。
元ネタはBBCの女性編集者Stephanie Flandersの同日のブログエントリで、グラフの作成者はHSBCのJanet Henryとの由。
1999年以降、実質為替レートが上昇した国が、今回苦境に陥ったことが分かる。
一昨日取り上げた中国の話と共通するが、名目為替レートがユーロという形で固定されていても、インフレ率(や貿易構成)に差があれば、このように実質為替レートもばらけるわけだ。
ちなみに各国の物価についてはクルーグマンが以下のような図を示している。
貿易構成の差の影響はあるにせよ、概ね物価上昇率の差が実質為替レートの差につながっていることが分かる。