経済指標の結果の解説や将来予測の仕事に絡めた日本のエコノミストとIMFやFedの欧米エコノミストとの対比がこちらのツイートで取り上げられているのを読んで、FRB理事の予測者としての成績を取り上げたデロングのブログ記事を思い出した(H/T Economist's View)。
以下はその成績ランキング。
最下位のチャールズ・プロッサーについて、デロングは以下のように皮肉っている。
It is quite an accomplishment to both be (a) the worst economic forecaster among your peers, and yet (b) engage in no public reflection and discussion of how and why you got the past wrong, and how you are changing your model of the economy in order to get it less wrong when you forecast in the future.
Charles Plosser has managed that accomplishment.
Those close to him in the WSJ rankings of Fed forecasting success--Bullard, Lacker, Kocherlakota, Williams, and Bernanke--have all discussed, sometimes at great length, what they got wrong, why they think they got it wrong, and what they think they have learned. Not Charles Plosser--at least, nowhere that I have seen. I have not even found any recognition by Charles Plosser that every single year he was President of the Federal Reserve Bank of Philadelphia he did get it wrong, did misjudge the economy, and was recommending monetary policies that would be unduly and inappropriately restrictive. None.
And so the honorable and intelligent Duncan Black descends further into insanity:
Duncan Black: "If It's A Day Ending in 'Y' Charles Plosser wants the Fed to raise interest rates.
And earlier this year.
And last year.
And earlier last year.
And earlier.
(拙訳)
(a)同僚の中で最悪の経済予測者となり、それにも関わらず(b)なぜどのように過去の予測を間違えたのか、そして今後の予測の間違いを減らすために自分の経済モデルをどのように変えるのか、という点についての公けの反省や議論を一切行わない、という両方を達成するのはなかなかできることではない。
チャールズ・プロッサーはそれをやってのけた。
FRBの予測精度に関するWSJのランキングで彼に近い人々――ブラード、ラッカー、コチャラコタ、ウィリアムズ、およびバーナンキ――は皆、時にはかなりの紙数を費やして、自分が何を間違えたのか、自分がそのように間違えた理由は何だと思うか、そこで学んだ教訓は何だと思うか、について論じてきた。チャールズ・プロッサーは、少なくとも私の知る限りでは、そうしたことをまったく行っていない。彼がフィラデルフィア連銀総裁だったすべての年を通じて、自分が間違えたこと、経済を見誤ったこと、不適切で過度に制約的な金融政策を推奨していたことをチャールズ・プロッサーが認識した記録さえ私は見つけることができなかった。ただの一つも、である。
そして尊敬に値する知的なダンカン・ブラックは、この狂気についてさらに掘り下げてくれた:
- ダンカン・ブラック
- 今日が「〜曜日」で終わる曜日ならば、チャールズ・プロッサーはFRBが金利を上げるべきだと考える。
今年初めもそうだった。
昨年もそうだった。
昨年初めもそうだった。
その前もそうだった。