オバマ政権下の雇用改善の足を引っ張ったもの

オバマ政権下で公務員雇用が激減していることを、クルーグマンとCalculated Riskが別々のグラフで示している。面白いのは、前者がその推移をレーガン時代と対比させているのに対し、後者がブッシュ子と対比させている点である。


Calculated Riskは、失われた公務員雇用の大部分が州や地方政府のレベルであることを指摘している。今回の大不況が州や地方政府に深刻な影響を及ぼしたというのはかねてから指摘されているところであるが、上の図はそれを如実に表わした格好になっている。


ちなみにそのCRエントリを紹介したEconomist's Viewのコメント欄では、anneというコメンターが各大統領の任期中にどれだけ公務員が増加したかを計算しているが、それによるとオバマ以前の政権がすべて100万単位で公務員を増やしているのに対し、オバマ政権下ではこれまで56.9万人減っているという。

*1:オバマのグラフのスパイクはセンサスに伴う臨時雇用