リッチモンド・ハイ

kmoriさん本石町日記さんツイッターでつぶやかれているように、リッチモンド連銀のエコノミストが、「経済素人うぜえ」的な論説をグーグルドキュメント上のpdfファイルという形でネットに公開して*1、米ブログ界はちょっとした騒ぎになった。おそらく気分がハイな時に書いて思い切って公開したが、マンキュー先生に紹介されたのをきっかけに大炎上してしまい、慌てて引っ込めたが時既に遅し、という状況かと推測される。書いたKartik Athreya氏に取ってはとんだネット言論の初体験になってしまったようだ*2


ただ、今回の出来事で昔bewaadさんのところに書いたコメントを思い出したので、以下に記録のためサルベージしておく。

LazyZooさんのような意見は、例の経済成長論争の時、弾さんのところで良く目にしました。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50683676.html
の「47thさんへ」氏
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50684437.html
の「自称経済学通の罪」氏
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50685716.html
の「Economics」氏
このようにある特定の修行をした人しか濫りにその名を引用して語ることが許されない秘術であるかのように経済学を扱うことこそ、経済学が科学や学問として扱われる上でかえって大きな阻害要因になることに気づかない人たちのことを、まさに「イタイ」というんでしょうね・・・。

archives of bewaad institute@kasumigaseki(2007-01-07)

ここで小生が批判的に取り上げた方々の文章を読んでいただくと、Athreya氏の考えと瓜二つなことに驚かれると思う。
…あるいは、ここで取り上げた第一次大戦当時の欧州の軍人の考えとも。

*1:[2010/7/7追記]本石町日記さんブログのコメントに書いたように、正確にはグーグルサイトの個人のHP上のドキュメントとして公開したようだ。

*2:というわけで、強引にエントリタイトルに持っていきました。ちなみに元ネタの地名はRidgemontなので別の場所。