地域再投資法 の検索結果:

金融危機の不可思議な持続性

…SE法*3/CRA(地域再投資法)*4/低金利 〇 〇 〇 〇 〇 〇 日本のバブル崩壊をこの表に当てはめたら米サブプライム危機と同様にすべてにYesが付きそうな気がする。 *1:cf. Edward Conard - Wikipedia。 *2:cf. 歴史からの教訓――紀元前11年ローマ、1294年英国、1349年フィレンツェ - himaginary’s diary、Financial crisis of 33 - Wikipedia。 *3:cf. 例えばこの論文。 …

マイノリティの住宅保有者は住宅景気の変動に弱い

…始されたローンで特に顕著であった。我々の得た結果は、ピーク近くで住宅市場に引き寄せられた黒人とヒスパニックの住宅所有者は逆境的な経済ショックに対し特に脆弱であることを示しており、資産の人種間の不平等を減らすために住宅保有を推進するという仕組みに深刻な懸念を投げ掛けている。 Economic Logicは、著者たちは触れていないが、この結果は地域再投資法(Community Reinvestment Act=CRA)に問題があったという主張に資するものではないか、と述べている。

CRAはサブプライム貸し出しを促さなかった

地域再投資法(Community Reinvestment Act=CRA)も金融危機の一因であった、という点を巡ってしばしば米国で論争が交わされるが*1、リチャード・グリーンが、その点について分析した論文を紹介している(Economist's View経由)。 グリーンは論文から以下の図を引用している。 横軸は都市部の所得に対する各地域の所得の比率を40%から120%まで2%刻みで順に並べたもの、縦軸はその地域における一人当たりのサブプライムローンのオリジネーション件数であ…

フレディマックとファニーメイは金融危機に責任があるか?

…なって出てくるのが、地域再投資法(Community Reinvestment Act=CRA)も金融危機に責任があった、という話である(本ブログでも、以前、クルーグマンやクリントンによるそうした見方への反論を紹介した)。今回のクルーグマンもラジャン批判の中でその話を持ち出しているが、それについてラジャンは「自分はCRAが大きな要因であると主張したことは無い」と軽くかわしている*2。 クルーグマンとラジャンの論争の争点の一つは、フレディマック・ファニーメイの両GSEがモーゲー…

クルーグマン:金融改革に対する6つのバンテージ・ポイント

…tment Act=地域再投資法)が銀行のマイノリティへの貸付を余儀なくさせた、ファニーメイ・フレディマックがバブルに責任がある。 これらに反論することはたやすい。CRAはサブプライムが発展する30年前から存在しているし、そもそもサブプライム貸付の大部分がCRAの対象でない。また、住宅バブルが最も膨張したのは、ファニーとフレディが会計スキャンダルの影響で市場から手を引きつつあった時期だった。 ただ、どのように説得しようとも、バーニー・フランクが問題を引き起こしたと信じ続ける人…

低金利と住宅バブルに関する経済学者の見方

…tment Act=地域再投資法)*1、緩い規制、不適切なビジネス慣行、などの多岐にわたる。だが、緩和的な金融政策が燃料の多くを供給した。」 ブラッド・デロング、UCバークレー教授 (BRAD DELONG, BERKELEY PROFESSOR): 「FRBがテイラールールの本来の値より2%低い水準にFF金利を3年間据え置いたと考えるならば、住宅のような長期耐久財の価格にもたらされたインパクトは6%ということになる。たとえかなり強いポジティブ・フィードバックが組み込まれたと…

クイギン「はい、リアル・ビジネス・サイクル理論も論破」

…いて、技術ショックや嗜好の変化や地域再投資法のせいだ、とはもう言わない。ウォール街で起きていたことが明るみになるにつれ、そうした説明は放棄された。 ニューケインジアンのマクロ経済学は、経済がそれなりに安定した後の将来の政策に役立ちそうな洞察を遺しているが、RBCの理論面からサルベージできるものはほとんど無い。ただ、技術面については、役に立ちそうな統計的技法が遺されている。また、メーラ=プレスコットの株式プレミアムパズルは、マクロ経済理論の今後の発展に重要な役割を果たしそうだ。

ビル・クリントン「デリバティブ規制についてもっと言うべきだった」

…下の3点を挙げた。 地域再投資法(Community Reinvestment Act)の強化。この法案による投資の90%以上、3000億ドルがクリントン政権下で実施されたが、それにより多くの小銀行が本来は家を買うべきでない人々に貸付を行なった。これは右派からの批判である。 グラス・スティーガル法の撤廃。これは左派からの批判。 デリバティブを規制するようにもっと文句を言うべきだった。 このうち最後の点については、驚くほど率直にその批判の正しさを認めている。同時に、この件に関し…