マンキューの規制提案

マンキューがブログでユナイテッド航空の搭乗拒否騒ぎを取り上げて以下のように書いている

The story about United dragging a passenger off an overbooked plane highlights how crazy the current system is. I would not go so far as to say that airlines should never overbook, but it seems that when they overbook, they should fully bear the consequences. They should be required to keep raising the offered compensation until they get volunteers to give up their seats. If $800 does not work, then try $1600 or $8000. I am sure volunteers will appear as the price rises.
(拙訳)
ユナイテッドがオーバーブックした航空機から乗客を引きずり下ろしたという話は、現行のシステムがいかに狂っているかを衆目に晒した。航空会社は決してオーバーブックをするべきではない、とまで言うつもりはないが、彼らはオーバーブックをした場合に結果責任を完全に取るべきだと思う。彼らは、座席を自主的に明け渡す人が出るまで提示する補償金を上げ続ける義務を負うべきなのだ。もし800ドルが駄目ならば、1600ドルか8000ドルを試すべきだ。価格が上昇すれば自主的に明け渡す人が必ず現れる。

その上で、この新たな規制のメリットを3点挙げている。

  1. 旅行を遅延させる対価が最小の人が最初に席を明け渡すため、利用可能な座席の配分が効率的となる。
  2. 遅延する人は補償されるので、気分を害することはない。
  3. どの程度オーバーブックするかを決定する際の航空会社のインセンティブが改善する。