フリードマン在りせばどのFRB規制法案を支持したか?

引き続きテイラーブログの政策ルール法案ネタ。


ジョンズ・ホプキンス大学のSteve Hankeが、フリードマン在りせばポール・ライアンFRB監査法案を支持しただろう、とケイトー研究所のブログに書いたのを受けて、テイラーが、いや、彼は政策ルール法案の方を支持しただろう、と反論している*1


Hankeの推論は、フリードマンの1962年のエッセイ「Should there be an Independent Monetary Authority?」における「完全に独立した中央銀行に反対する論拠は非常に強い(The case against a fully independent central bank is strong indeed)」という文章に基づいている。それに対しテイラーは、同じエッセイの中でフリードマンが、多くの国での中央銀行の歴史と経験に鑑みて、政策ツールとしてのルールを法案化する方が望ましい、と結論付けたことを指摘している。


テイラーはまた、「資本主義と自由」から、「金融政策のルールを法制化…すれば国民は議会を通じて金融政策ににらみを利かせることができ、しかも金融政策が政治家の気まぐれに翻弄されることはない」という一節*2を引用し、昨年下院の金融サービス委員会を通過して現在上院の銀行委員会で審議されているHR5018法案の第2節は、フリードマンがそこで述べた目標に沿うもの、としている。


Hankeが強調したように、フリードマン亡き今では彼がどう考えるかを確言することはできないが、自分に言わせれば、彼が政策ルール法案を好んだであろう証拠は大いにある、と述べてテイラーはエントリを締め括っている。

*1:ちなみにFRB監査法案はこちらで、政策ルール法案はこちら

*2:ここでの翻訳は「資本主義と自由 (日経BPクラシックス)」に依った。