を地図化した記事がThe Atlanticに掲載されていた(原題は「Where the World's Brains Are」;Economix経由)。書いたのはリチャード・フロリダ(Richard Florida)で、同氏率いるCreative Class Group社のサイトにもクロスポストされている。
以下がその地図。
また、記事本文には1位から24位までの都市(圏)が記述されているが、そのランキングは以下の通り。アジアでは東京が辛うじて24位に滑り込んでいる。
- ボストン=ケンブリッジ
- ロサンゼルス
- ニューヨーク
- サンフランシスコ
- ロンドン
- シカゴ
- パリ
- チューリッヒ
- サンノゼ=シリコンバレー
- ケンブリッジ(英国)
- ダーラム=チャペルヒル
- ミュンヘン
- ピッツバーグ
- トレントン=セントラルニュージャージー
- ストックホルム
- オックスフォード
- ニューヘイブン
- イサカ
- サンディエゴ
- フィラデルフィア
- シアトル
- マディソン
- ボルティモア
- 東京
ちなみにフロリダ自身が教鞭を取るトロント大学の位置するトロントは28位だったとのこと。
ランキングのソースは上海交通大学の高等教育研究所がまとめている世界大学ランキング(Academic Ranking of World Universities(ARWU))で、そのトップ500の大学の所在地のスコアを集計している。
これを見ると現時点での米国の優位は明らかだが、近年の不況による州や大学の予算削減や、米国全体の反移民の機運によって、状況が一変する可能性がある、とフロリダは警告している(フロリダはそうした状況変化をThe Great Resetと呼び、前回のThe Great Resetによって頭脳の重心が欧州から米国にシフトした、としている。ちなみに彼は同名の著書も書いている)。
ただ、地図に見られるとおり、米国の西海岸、東海岸から五大湖周辺、そして欧州という3大地域の集中度は極めて高く、中国やインドや中東やその他の地域がそれに追いつくのは当面は難しいだろう、とも書いている。