またEconomixネタだが、9/23にそう題したエントリが上がっていた(原題は「The World Is Fat」)。
元ネタはOECDの報告書(日本語のプレスリリースや日本に関する日本語のレポートもある)。
Economix記事では、以下の3枚のグラフを掲載している。
これを見ると、日本はそれほど心配する必要ないように見える(実際、前述の日本に関するレポートの記述も、他国に比べると、現状分析よりは専ら予防に記述が割かれている)。
それに対し、米国は深刻である。Economix記事では、各グラフに絡めて、以下のような指摘がなされている。
(最初のグラフ)*1
- 1980年以前は、先進国での肥満の割合は10人に1人以下だった。
- 今日では、その割合は倍増、もしくは3倍に増えた。先進国の約半分で、太り過ぎないし肥満の割合は2人に1人に達している。この傾向は今後も続き、10年以内にその割合が3人に2人になると予測される国もある。
(2番目のグラフ)
- 先進国における太り過ぎないし肥満の割合で、米国はメキシコに次いで2位である。肥満の割合は28%で、太り過ぎは68%である。対するメキシコは肥満が30%で太り過ぎは70%。
(3番目のグラフ)
- 一方、子供の太り過ぎの割合では、米国はスコットランドと並んで同率1位である(ただし、子供の対象年齢層が国によって違うので、このグラフの国同士の数値は完全に比較可能なものでは無い)。