一目で分かる量的緩和と信用緩和の違い



出所:RebelEconomist氏ブログ「Reserved Place」5/6エントリ


要は、日本の量的緩和では源(マネタリーベース)の準備預金を増やして後は市場に任せていたが、信用緩和では個別市場の足りないところに資金を注ぎ込んでいる、ということ。



P.S.
[エントリを書いたRebelEconomist氏について気づいたこと(メモ)]

  • プロフィールによると、英国在住で、金融業界での経験がそれなりにあるらしい(学界にいたほか、中央銀行にも勤務経験があるとのこと*1)。現職はOpen to offersとなっている。
  • 従って、Rebel Economistを名乗って現在売り出し中のGMU出身の米国の若手女性エコノミストとは別人。ちなみにこちらのRebel Economist女史は、ブログはまだ書いていないようだが、twitterをやっているほか、youtuberebeleconomistというアカウントを持っている。
    (…そこの人、こっちのRebel Economistの方に興味がある、とか言わないように。)
  • Brad SetserやWorthwhile Canadian Initiativeといったブログのコメント欄に時々書き込んでいる。
  • このエントリの絵には、RebelEconomist夫人のグローバル不均衡に対する見方、というタイトルが付けられている。ということは、上も含め、絵を描いているのは奥さん? ひょっとして日本人? そういえば絵の署名も漢字の亜のように見える。*2


P.S.2
今週水曜深夜のこの番組で、ここで軽く触れたバーナンキインタビューを放送するようです。ネットで既に見られるので何ですが、日本語通訳、およびピーター・バラカン吉川美代子(TBSアナウンサー)の解説付き、ということで、ご興味のある方はどうぞ。

*1:ここのコメントでは「I lived through the denial years of the 60s and 70s, when Britain tried, without success, to find an easy way out of its problems by devaluation, inflation, exchange control, import restraints etc.」という記述がある。

*2:ここのコメントによると昨年訪日していたとのこと。