という簡単なレポートをセントルイス連銀のKevin L. Kliesenが書いている(Economist's View経由のOn the Economy(セントルイス連銀のトピックサイト)経由)。
即ち、ミシガン大学サーベイ・リサーチセンターの家計調査による今後5〜10年のインフレ予想、インフレ債による5年先から5年間のブレークイーブンインフレ率(BEI)を、5〜7.5年後の実際のインフレ率と比較したものである。例えば2003年1月時点のインフレ予想については、2008年1月〜2010年7月の累積インフレ率を比較対象としている(いずれも年率換算値)。比較対象の実際の値については、5〜10年後の中間点としての近似を意識したとの由。
レポートでは、家計は常にインフレ率を高く見積もり、市場予想は家計予想よりは低い、と評している。また、2003年1月〜2007年9月のサンプル期間における計測値として、以下の表を提示している。
ミシガン | BEI | 実際 | |
---|---|---|---|
平均 | 2.89 | 2.40 | 1.81 |
標準偏差 | 0.15 | 0.17 | 0.64 |
二乗平均平方根誤差 | 1.25 | 0.82 | N/A |