コント:ポール君とグレッグ君(2014年第10弾)

マンキューがCNNのスクープ記事をクルーグマンの推奨する医療政策への攻撃材料に使っている。

グレッグ君
政府による医療を推奨する人々は、退役軍人の医療システムを模範として挙げることが多い。例えばポール君は少し前に次のように書いている

退役軍人の日に明らかになったミット・ロムニーの最新の最悪の考えは、退役軍人保健局を部分的に民営化する、というものだ。ロムニー氏と他の皆が知っておくべきは、退役軍人保健局は大いなる政治的成功の物語であり、将来の医療改革について重要な教訓を提供するもの、ということだ。

ということで、(右派のニュースソースとはとても言えない)CNNのこの記事が僕の目を引いた:

フェニックスの退役軍人医療システムで予約を待つ間、少なくとも40人の米国の退役軍人が死亡した。その多くは秘密の順番待ちリストに乗せられていた。最近退職した退役軍人省の最上級の医者および複数の高位のソースによると、秘密リストは、1400から1600人の病気の退役軍人が医者にかかるのに何ヶ月も待つことを余儀なくさせられていることを隠そうとした退役軍人省のフェニックスの管理者によって編み出された巧妙な仕組みの一部だという。ここ6ヶ月、CNNは、全国の退役軍人が被害を蒙っている医療予約の大幅な遅れ、ならびに、予約と治療を待つ間に死亡した人々について報道してきた。

民営化が問題を解決するかもしれない。もし退役軍人が、お互いに競合する医療サービス提供者に対して使えるバウチャーを持っていたならば、彼らはこれほど長く待つ必要は無かったろう。