昨日のエントリで紹介したキース・ヘネシー前NEC委員長の8/8ブログエントリの抜粋部分に、「大統領に決定に関するあらゆる側面を理解してもらうことは重要だ（it’s important that the President understand all the dimensions of the decision）」という言葉があった。
別の箇所で、その際に政策会議（経済政策の場合はNEC）が果たすべき役割について箇条書きにまとめてあったので、今日はそれを紹介する。
Part of our job is to know and explain the answer to every one of those policy questions, but it’s not our job to decide the President’s policy. Our job is instead to:
- figure out which policy questions need a Presidential decision;
- get him the information he needs to make a decision, and make sure it’s accurate, complete, useful, and well-presented;
- make sure he has maximum flexibility and as wide a range of options as possible, and that he understands the merits of the various options;
- make sure he gets recommendations from his advisors, especially when they disagree; and
- make sure we get a decision from him in a timely fashion.
（拙訳）
我々の仕事の一つは、上がってくる政策問題すべての回答を把握し説明することだ。しかし、大統領の政策を決めるのは我々の仕事ではない。我々の仕事は：
- どの政策問題が大統領の決定を必要とするかを判断する。
- 大統領に決定に必要な情報を提供する。その際、その情報が正確で、網羅的で、有用で、かつ上手に説明されていることを確認する。
- 大統領に可能な限りの自由度と選択肢の幅が与えられていること、および様々な選択肢のメリットを彼が理解していることを確認する。
- 顧問からの提唱が大統領の耳に入っていることを確認する。顧問の間で意見が割れている時は、このことが特に重要。
- 大統領の決定が適切なタイミングで行われることを確認する。
