エズラ・クラインがVox記事でそう嘆いている（H/T MR）。
以下はその記事の冒頭。
Over the past few days, I’ve been reading the major plans for what comes after social distancing. You can read them, too. There’s one from the right-leaning American Enterprise Institute, the left-leaning Center for American Progress, Harvard University’s Safra Center for Ethics, and Nobel Prize-winning economist Paul Romer.
I thought, perhaps naively, that reading them would be a comfort — at least then I’d be able to imagine the path back to normal. But it wasn’t. In different ways, all these plans say the same thing: Even if you can imagine the herculean political, social, and economic changes necessary to manage our way through this crisis effectively, there is no normal for the foreseeable future. Until there’s a vaccine, the US either needs economically ruinous levels of social distancing, a digital surveillance state of shocking size and scope, or a mass testing apparatus of even more shocking size and intrusiveness.
The AEI, CAP, and Harvard plans aren’t identical, but they’re similar. All of them feature a period of national lockdown — in which extreme social distancing is deployed to “flatten the curve” and health and testing capacity is surged to “raise the line.” That’s phase one. Phase two triggers after a set period (45 days for CAP, three months for Harvard) or, in the AEI plan, after 14 days of falling cases and a series of health supply markers.
All of them then imagine a phase two, which relaxes — but does not end — social distancing while implementing testing and surveillance on a mass scale. This is where you must begin imagining the almost unimaginable.
（拙訳）
過去数日間、私は社会的隔離に後に来るべき主要な計画に目を通していた。皆さんもそれは読める。右寄りのアメリカン・エンタープライズ・インスティチュート、左寄りのセンター・フォー・アメリカン・プログレス、ハーバード大のサフラ倫理センター、ノーベル賞受賞経済学者のポール・ローマーがそれぞれ出している。
私はナイーブにも、それらを読めば安心すると思っていた。少なくとも正常状態に戻る道筋が想像できるようになると思っていた。しかしそうではなかった。それぞれ異なるやり方で、それらの計画はすべて同じことを述べていた。この危機を効果的に乗り切るのに必要な、極めて困難な政治的、社会的、経済的な変化が想像できたとしても、その先の見通せる限りの将来において正常状態は存在しない。ワクチンが開発されない限り、米国は、経済的に破滅的な水準の社会的隔離と、規模と範囲において衝撃的なデジタル監視状態、もしくは、それよりさらに衝撃的な規模とプライバシー侵害を備えた大掛かりな検査の仕組み、のいずれかを必要とすることになる。
AEI、CAP、およびハーバードの計画は同じではないが、似ている。それらはすべて国家的なロックダウンを特徴としている。その時期には、「カーブを平らにする」ための極端な社会的隔離が実施され、「前線を上げる」ために医療と検査の能力が大きく増強される。これがフェーズ1である。フェーズ2は、設定された期間（CAPでは45日、ハーバードでは3ヶ月）の後、もしくはAEI計画では症例が減少し始めてから14日後かつ一連の医療の供給の目途がついてから発動される。
それらすべては、フェーズ2において、社会的隔離を終了させないながらも緩和し、同時に大規模な検査と監視を導入することを想定している。そこでは想像できそうにないことを想像するようにならなくてはならない。
この後クラインはフェーズ2でのデジタル監視や大規模検査についていろいろと考察しているが、本人が追記で半ば認めているように、その点については記事掲載後に発表されたアップルとグーグルの提携でまた話が違ってくると思われる。
