と題したWaPo論説をアラン・ブラインダーが書いている(原題は「Message to the candidates: Hands off the Federal Reserve」、H/T Economist's View)。
そこでブラインダーは、FRBの改善の可能性(メッセージの発信者を絞って内容をより平易にする、議長の任期を最大8年に制限する)を認めつつも、以下の4点について議会の今の動きに警告を発している。
- FRB監査法案
- FRBが金融政策の機械的な方程式を公表し、そこから乖離した場合に議会に説明するようにすること
- FRBの二つの任務から雇用目標を外す
- FRBの予算の大半を年次の割り当てプロセスに乗せる
- 議会の予算割り当てから自由であることは、おそらくはFRBの独立性の要。議会が他の部局についてよくやっているように、不快感を覚えた議会が予算を絞れるようになれば、中銀は独立性を保てない。
議会がFRBよりも金融政策を上手にできない以上、次期大統領は以上の4つの反FRB的な考えに反対し、議会を通過した場合には拒否権を発動すべき、とブラインダーは述べている。