州と地方政府の雇用削減は女性に皺寄せが行く

と警告したEconomic Policy Instituteのブログ記事をMark Thomaが紹介している


その理由として同ブログ記事を書いたDavid Cooperは、以下の統計数字を挙げている。

  • 2011年時点で、全体の労働力に占める女性の割合は46.6%だが、州と地方政府の雇用者に限ると60%。
  • 2007年から2011年に掛けての州と地方政府の雇用者の純減76.5万人のうち、男性が22.5万人だったのに対し、女性は54万人(7割)だった。
  • 2011年時点で、直近に働いていた職場が州と地方政府だった失業者のうち、62%が女性だった。


また、Cooperでは、全体の労働環境を見ても女性の方が厳しいことを指摘している。

  • 2012年1月時点で男女の失業率は共に8.3%だった。しかし、雇用人口比率は、男性について改善傾向を見せているのに対し(2007年:69.8%→2009年12月:63.3%→2012年1月:64.5%)、女性では下落を続けている(2007年:56.6%→2012年1月:52.9%[1987年以来の低水準])。