金融経済学の現状を一枚のベン図で表わすと…

以下のようになる、とこの論文に書かれている(Mostly Economics経由)。

ここではまず、金融経済学を金融理論、金融政策、財政の3つのエリアに分け、それぞれをベン図の円で示している。番号として金融理論に1、金融政策に2、財政に3を割り振ったのは恣意的だが、各円内の付番(金融理論で言えば1.1、1.2、1.3、…)は、時系列順を意識しているとの由。
3つの領域が重なるところに位置するのは、金融理論発ではフリードマン・ルールやMIU/CIAであり、金融政策発ではインフレ目標である。
さらに横には6つの長方形があるが、これらはいずれも3つの円すべてに関わりがある最新の研究テーマを表わしているという。


この図は網羅的なものでも最終的なものでもないが、このように総合的に捉えることによって理解が深まるのではないか、と論文の著者たちは述べている。