ある障害に関する中間報告

今日はふと思いついて書いたネタエントリ。

現時点の障害の対応状況を報告せよとのことなので、以下に簡単にメモします。


相変わらずシステムの状態は不安定です。対応としては、せっかく中央銀行制度というシステム制御ツールが長年の歴史を経てこの経済システムに組み込まれているのだから、もう少し頑張ってそれを活用してみたい、と当該ツール担当のSEに引き続き要請しています。しかしSE側は、金利がゼロになるとそのツールはサービス停止してしまうので、これ以上何もできません、と頑なに抵抗しています。しかしながら、金利ゼロでも当該ツールは動作可能、という海外での報告事例もあるので、そこを何とかするのがエンジニアの腕の見せ所だろう、と引き続き交渉しています。残念ながら、今のところ、交渉の進展は思わしくありません。


なお、このツールには、中央銀行の独立性というパッチが当たっています。これは、本来はそのツールの動作の有効性を確保するためのものなのですが、現在では却って動作の阻害要因になっているようです。ですので、一時的に取っ払ってしまいたいと考えているのですが、そうすると動作環境が正常復帰した場合の動作が保証できなくなる、とこの点についてもSEが頑強に抵抗しています。
そのパッチを外せば、もう一つのシステム制御ツールである財政政策との間でプロセス通信がうまく働き、システムが安定化すると思うのですが…。ただ、SE側は、そうするとハイパーインフレという暴走現象が起きてしまう可能性が高まる、という懸念を盾に非常な抵抗を見せているので、実施のハードルは高そうです。


ちなみに、ご承知の通り、そちらの財政政策ツールの方の担当SEが、最近変更になっています。ただ、その新しいSEは担当者としての地位を得ることを至上目的として行動し、ユーザーの不都合ですら自分のその目的のための手段として利用することを厭わないタイプなので、どうもいまいち信用できません。前のSEもひどかったですが、今度も相当ひどそうです。


そういえば余談ですが、中央銀行ツールの担当SEも、その財政政策ツールの新担当SEが繰り広げた駆け引きの末に、瓢箪から駒のような感じで我が社の担当になったという経緯がありましたね。目的と手段を取り違えるという点では、両者とも共通しているような気がします。中央銀行ツールの担当SEも、ユーザーの利便性よりも自分の担当ツールのCPU使用量の確保を優先している嫌いがありますので…そもそもそのツールのCPU使用量が他のプロセスを圧迫しているせいで、システム全体が不安定になっている疑いが濃厚であるにも関わらず、です。


そうこうするうちに、外野からは、これは当該ツールで何とかできるようなソフトウェアの問題ではではなく、ハードウェアの問題だろう、ハード交換をすべき、という声が強くなっています。でもそう主張する人たちに、ではどの部品が問題なのか、と訊いても、とにかく全体のスペックが低いのが問題だからスペックを上げるべき、という答えが返ってくるだけです。ハードは量産型ではなくプロトタイプ型なので、部品交換がそれほど簡単ではないことは彼らも分かっているはずなのですが…。


以上が現状です。また状況が変わったら報告します。