米国で初めて女性労働者数が男性労働者数を上回った本当の理由

というエントリが先週10/24のワシントンブログに立てられていた(原題は「The Real Reason That - For the First Time Ever - More Women are Working Than Men」)。


そこでは、ジョン・F・ケネディの姪であり、アーノルド・シュワルツェネッガー夫人であるマリア・シュライバー(Maria Shriver)の報告について触れている。そのシュライバー・レポートによると、史上初めて、米国の労働者の半数以上が女性になったという。また、共稼ぎも含め、米国の3分の2の家庭で母親が稼ぎ手になっているという。


これは一見、男女平等の証として慶賀すべきことのように見えるが、必ずしもそうではない、とワシントンブログは指摘する。というのは、実はこの現象は、金融危機の影響による失業が男性に集中した結果だからだ。また、女性労働者が増えたといっても、その多くは低賃金労働者である。従って、これは男女平等の証などではなく、米国の失業危機の深刻さを表すものだ、と同ブログは述べている。