ドイツにも経済ブロゴスフィアは立派に存在する

先日紹介したフェリックス・サーモンのブログ記事「10 reasons for the lack of German econobloggers」に対して、反論が出ている(エコノミストFreeExchange経由*1)。


反論記事の中でハリソンは、サーモンの見方を、ドイツ人ないしドイツ語圏に対するステレオタイプな見方(頑固、階級社会、保守的、従順)、と一蹴した上で*2、ドイツ人経済ブログを幾つか紹介している(そのうちの一つは英語で書かれている)。


また、ドイツのマスコミは米国よりも政府に批判的、とも指摘している。


最後には、経済ブロガーが米国より少ない国をあげつらうならば、ドイツ以外にも、オーストラリア、カナダ、フランス、スペイン、アイルランド、そして英国があるではないか、と締めくくっている(…日本は眼中に無いみたいです)。

*1:なお、ここでは反論者エドワード・ハリソンをドイツ人ブロガーと紹介しているが、プロフィール(ここのMain Writerの項やここ)を見るとそれは誤り。

*2:ただし、一方で、サーモンの見方にも一片の真実はあると認めている――ただ、その卑近な例として交通信号を守ることに関する社会的圧力を挙げているのは少し微妙な気もするが。