レベッカ・ワイルダー、また吠える

以前、我が国の与謝野大臣を打擲した女性エコノミストブロガーのレベッカワイルダーが、今度は「Merkel and Trichet just don't get it(メルケルとトリシェはわかっちゃいない)」というタイトルの記事でドイツ首相とECB総裁を槍玉に上げている。


批難の対象は、メルケルについては、彼女が現在のドイツの景気刺激策(310億ユーロ=423.6億ドル)が十分でないと認識しているにも関わらず、オバマ政権発足まで追加刺激策を待とうとしている――政策の国際協調の可能性を探りたいらしい――こと。
トリシェについては、金利引き下げを出し惜しみする発言をしたこと。


特にトリシェに対する論調は厳しく、「経済史の単位を落としたに違いない」「プリンストンバーナンキの講義を聴講すべきだった」と書いている。
一方、コメント欄では、メルケルについての評価は厳しすぎたかも――自国の金融政策を持たない状況での拡張的財政政策は難しいので――とフォローしている。