ナチスとスタンプ紙幣

Hicksianさんの最新のエントリで、ナチスとスタンプ紙幣の関係が取り上げられていた。

スタンプ紙幣については本ブログでも以前書いたことがあったが、ナチスとの関係は初耳だった。

そこで小生もぐぐってみたところ、とりあえず以下の資料を見つけたので、メモしておく。


“利子奴隷制の廃止”をナチスの綱領に盛り込んだ旨の記述がある。


External linksに関連文献へのリンク(いずれもhttp://www.archive.org)がある。一つはナチスの綱領(ドイツ語のほか、英文翻訳へのリンクもある;ただし原本の写真イメージ)、もう一つはFeder著「The Manifesto for breaking the Chains of Gold」(こちらはドイツ語のみ)。
このWikipediaの説明によると、最初はこの綱領にあるようにフェダーの考えがナチスの経済政策に取り入れられていたが、実業家からの圧力により段々と遠ざけられ(Hicksianさんの紹介されたVOXの記事にも同様の記述がある)、レーム一揆を機に政府から退いたとの由。


なお、このwikipediaの説明によると、フェダーは意外なところで日本に影響を及ぼしているようだ。ここにも記述があるが、彼の都市計画に関する考えは西山卯三という建築家によって広まり、また、日本の戦後の国土計画の範となったとのこと。