今日は5年ほど前の友人との勉強会で切ったレジュメをアップする。表題はさる本*1のパクリだが、内容は直接は関係なく、サマーズ、サックス、スティグリッツという3人の現代の国際経済の専門家について(ないし彼らの間の暗闘について)取り上げたものである。
紹介記事はInstitutional Investorと新聞の記事を除けばすべて当時ネットで入手したもの。現在はリンク切れ等で入手できないものあるが*2、可能なものはリンクを付けた。
1.スティグリッツのIMF批判
● What I learned at the world economic crisis (The New Republic 2000/04/17)
(山形さんの訳)
- 政策への批判もさることながら、「IMFは一流大学の三流学生が行くところ」というフレーズが大いに物議を醸した。
- この論文を発展させたのがこの本。
- 作者: ジョセフ・E.スティグリッツ,Joseph E. Stiglitz,鈴木主税
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 単行本
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2.反論
● Dornbusch:Letter to the Editor of THE NEW REPUBLIC
STIGLITZ vs. IMF: ANOTHER VIEW (2000/4) *3
● IMF
○ Rogoff:An Open Letter Joseph Stiglitz (2002/07/02)(リンク)
関連記事:The Odd Couple of Global Finance(FT 2002/07/06)
○ Dawson:MITスピーチ (2002/06/13)(リンク)
○ Camdessus:Nouvel Observateur記事への反論 (2002/09/12)(リンク)
● Eichengreen:書評 (Foreign Affairs 2002/7-8)(リンク)
3.スティグリッツ VS サマーズ
● Shoeless Joe Stiglitz (The American Prospect 1999/7/1-8/1)(リンク)
● スティグリッツ インタビュー(The Progressive 2000/06)(リンク)
- 関連記事:
- Silencing Joseph Stiglitz (Salon.com 2000/05/02))(リンク)
- The Globalizer Who Came In From the Cold (Observer 2001/10/10)(リンク)
- Joseph Stiglitz -- A Dangerous Man, A World Bank Insider Who defected (Minneapolis Star-Tribune 2000/10/11)(リンク)
- Wolfensohn agonistes (Institutional Investor 2000/09)
- US Hegemony and the World Bank (New Left Review, forthcoming[当時])(最終的にはここに掲載された模様)
4.サックス VS サマーズ
● Tiff in the Economists’ Temple (The Washington Post 1998/04/05)(リンク)
- 関連記事:Summers’s day (The New Republic 1999/06/07)
6.サマーズ&サックス&スティグリッツ 日本への提言
- ● サックス
- The benefits of a weaker Yen (FT 2001/04/17)(リンク)
- ● スティグリッツ
- 日経講演 (2003/04/14)
2003/4/30日経「ノーベル経済学賞受賞者 来日記念シンポジウム特集」
「基調講演 日本経済再生への提言/「政府紙幣」の発行を/総需要不足解消を優先」
《同記事の「スティグリッツ教授の処方せん」》
7.…and, クルーグマン
● 伊藤隆敏「米国経済学界 3人のスーパースター台頭/経済政策に影響力
/政府・国際機関で腕上げる」日経 経済教室 (1992/10/08)
…ここではクルーグマン、サマーズ、サックスの3人を取り上げている。
● Would-Be Keyneses Fight Over Economic Strategy (WSJ 1998/9/25)(リンク)
…ここではクルーグマン、サックス、スティグリッツの3人を取り上げている。
*1:
*2:特にThe New Republicの記事は、サイトが変わったことにより今はすべて入手不可。
*3:Dornbuschさんが物故されたため、MITが本人のページにあった記事を表題だけ残して削除してしまった。
*4:かつてはhttp://www.house.gov/international_relations/105th/full/ws917982.htmというサイトにあった
*5:今はここにしかない(全文を読むのには登録が必要)ようなので、代わりにこの記事を紹介しておく。まあ、大きなスキャンダルになったので、関連記事はネット上にいくらでもあるが。面白そうなのは、主役のシュライファーとサマーズの関係をレポートしたこれや、シュライファーの同窓生デロングのブログのこれ。
*6:ちなみに、当時、この来日はマッカーサーに喩えられた。[2013/11/23訂正]正確にはマッカーサーに喩えられたのは財務副長官当時の1998年6月の来日だった。